大人のための"カラオケ教室"
愛知県名古屋市のカラオケ教室「TAKESHI Vocal Studio」
ジャッキー吉川&ニューブルーコメッツのボーカルとしても活動するTAKESHIの歌手生活40年にも及ぶキャリアで習得した独自メソッドで、楽しみながら上達できます。
愛知県名古屋市のカラオケ教室「TAKESHI Vocal Studio」
ジャッキー吉川&ニューブルーコメッツのボーカルとしても活動するTAKESHIの歌手生活40年にも及ぶキャリアで習得した独自メソッドで、楽しみながら上達できます。
ジャッキーさんと出会い、ブルーコメッツに入り日本中色んなところでステージに立ってきました。
長くやっていると色んなことが起こります。
今日はそんなハプニングをお話ししたいと思います。
この日は確か山形県の尾花沢市でのGSフェスティバルだったと思います。
今でもよく覚えていますが、電車のチケットが取れなかったのか新宿駅から貸し切りバスで向かいました。それも夜行バスです。
同乗するGSのメンバーは、「ジャガーズ」「パープルシャドウズ」「ヴィレッジシンガーズ」のボーカル清水道夫さんらがいたと記憶しています。
バスに揺られ尾花沢に着いたのは朝でした。辺りは木々に覆われた静かなとても良いところ。
本番は昼間の野外ステージです。夏場のイベントは結構野外というのが多く、野外はハプニングの宝庫。突然の雨に見舞われたたり、夏場の夜の野外だと「虫」です。
この日ではありませんが、秋田県での夜の野外イベントのことです。
夜のステージなので野外でも照明をガンガンつけて行います。僕はボーカルなので当然ピンスポットを浴びて歌います。
するとピンスポの光に吸い寄せられるように虫の大群が僕の衣装にびっちり。白っぽい衣装が茶色の衣装に大変身です。
その様子に照明さんも機転を利かせてピンスポを僕から外し夜空へ向けると、大群の虫たちが大空に一斉に追っていきました。その様子に大勢のお客さまもこのハプニングに驚くやら楽しむやらで逆に印象に残るステージになったかも、です。
スミマセン、話がそれました。
尾花沢の仕事です。しばしの休憩を取りリハーサル。その後、尾花沢の名物の「尾花沢牛」や「スイカ」たくさん食べました。
さていよいよ本番です。
僕たちブルーコメッツの出番が終わり、次はパープルシャドウズのショーへと移りました。
段取りでは、パープルシャドウズのショーの後、パープルさんが「亜麻色の髪の乙女」のイントロを演奏し、そのタイミングでヴィレッジシンガーズの清水さんが登場という流れ。
僕たちが楽屋に戻りしばらくして「亜麻色の髪の乙女」のイントロが流れ出しました。
しかし様子が少し変です。
イントロが何度も流れるのです。
何かおかしいなと隣の楽屋を覗くと、清水さんがテレビを見ていました。
ほどなくしてスタッフが慌てて飛び込んできて「スミマセン!清水さん本番です!」と。
後で聞いた話ですが、清水さんは「誰も呼びに来なかったから」という理由だったそうです。
とても肝が据わった人だとその時思ったことを覚えています。
ニューブルーコメッツのベース担当の白川君。以前も話題にしましたが、今回は愛用のベースが粉々になったハプニングをお話しします。
今から30年近く前のことだったと思います。当時バンドのパフォーマンスで、ギターやベースをストラップを首を支点にくるっと一回転させることが流行っていました。
白川君も当時20代。流行の最先端をということでベースをくるっと回すパフォーマンスを得意としていました。
当時は「ロック・アラウンド・ザ・クロック」という「ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ」の代表曲で白川君はパフォーマンスしていました。
エンディングの一番最後のところを一旦止めて、ひと呼吸の後ベースを一回転させて、白川君が最後のフレーズをソロで弾き最後は「ジャーン!」で終わるという流れです。
この頃はこの曲は常にセットリストに入っていて、白川君はいつも上手くこなしていました。
ところがです。たまには失敗があります。
山形でのことです。
ここは夏に毎年訪れていたビルの屋上のビアガーデン。
とても広い会場で、ステージから見ると奥の客席はかすんで見えるほど。
そこでハプニングは起きました。
いつものように「ロック・アラウンド・ザ・クロック」のエンディングで音を止め白川君のパフォーマンス。
ところが白川君のサービス精神なのか、白川君は音を止めた後スーっと客席の方へ。
20メートル位あったでしょうか、そこで彼は例のパフォーマンスをやりました。
その時ハプニングが起きました!
何とベースのストラップが外れて、ベースが弧を描いてビルの屋上のコンクリートに真っ逆さま。
コンクリートに激突したベースはバラバラに。
話はこれで終わりません。
音は止まったままです。ベースが壊れて白川君は最後のフレーズは弾けません。
泣きそうになった白川君がこちらを振り返ってアイコンタクトで他のメンバーにお願いしたのですが、いつも白川君がエンディングを弾いているため他のメンバーはとっさのことでパニックで音が分かりません。
ギターの森本さんとキーボーが顔を見合わせて、お互いに音何だっけといった顔をしてしばらく時が止まったのを覚えています。
何とか終わることができましたが、ほんの数秒のできごとがとても長く感じたのは言うまでもありません。
おまけです。
山形のビアガーデンは4日間連続でステージがあり、夕方軽くリハを行い夜の本番がある以外は時間がたっぷりありました。
昼間は山形市内を散策したり、あの「山寺」で有名な「立石寺」に行ったりととても楽しい仕事でした。
そしてもう一つの楽しみは、僕たちのショーの前に「ストリップショー」があるのです。
ストリップショーと言ってもビアガーデンなのでいわゆる激しい内容ではないのですが、昔はキャバレーなどでもよく行われていました。
楽屋は僕たちの隣にありました。
お姉さんたちはそこで着替えるのですが、本番前でテンションが上がっているのか、いたずら好きなのか、楽屋を隔てる「すりガラス」があるのですが、どう見ても素っ裸と思える体をわざとすりガラスに押し付けてくるのです。これにはジャッキーさんも「イカしてるね!」と大うけしていました。
次の日、泊っているホテルの朝食会場。
前の日とは別人に見えるお姉さんたちと偶然にも一緒に。
もちろん昨夜のことには一言も触れずにです。
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